市街地の中の敷地に、近くには線路と難しい敷地でしたが、いかに日射を取り入れながら暖かく、いかに気持ちよく過ごすことができるか。
また外構計画により家に潤いをもたらすことができるかをテーマに二世帯住宅を計画しました。
4台分の駐車要件をみたしながら、リビングとつながる風通しの良い庭を持つお宅になっています。
庭の一番奥手にアウターリビングを設けることで隣家の樹木の借景と道路側への離隔距離を確保しています。
近くの公園の桜を借景することもテーマでした。
外壁は白系の塗り壁をメインに、玄関ポーチは軒を深く、格子、レッドシダーの天井、鏝で大きくパターンをつけたダークグレーの塗り壁で、素材感を楽しめるモダンな外観を意識しました。
近隣が近く一階への日当たりが難しい敷地でしたが、庭と間取りをうまく組み合わせ、日当りシュミレーションで冬の日当たりもバッチリ!
アウターリビングとLDKで30畳を優に超える大空間が日々の暮らしを豊かにしてくれます。
内観はすべて落ち着いた空間にするため、ウォールナットが持つ重厚感ある色を床板に落とし、小物はブラックやホワイト、タイルや石を使い間接照明を随所に設け疲れた体を癒せる空間にしました。
ランドリールームや家事ラクを考えた間取りや衣類乾燥機などの設備を選び、二世帯住宅の家族みんなのつながりある程度意識しながら、個々の暮らしやすさも考え間取りを計画しました。